5週間経過


■ 2018/06/10 ( 日曜日 ) 赤口 申年
■ 午前 10時 14分 38秒

検査結果

救急車から病院のベッドに移るときの痛さ
息が出来ないほどの痛さを味わった。
一寸でも身体に触れると激痛が走る。
滑りの良い板を身体の下に敷いて、身体が動かないようにしながら滑らせて移動させてくれた。
ベッドに乗せられたまま レントゲン室へ
身体の角度を変える度に激痛が走る。
あまり痛がるので 担当者は仕事にならない。
「痛いから悲鳴を上げますが仕事にならないから思い切ってやって下さい。」
そういって やっと5、6枚撮影出来たようだ。
次は CTスキャンこれは全く痛くないので 無事に終了した。
ベットに移動するときはやはり 強烈な痛さを味わった。


う〜ん
背骨の1個1個の骨の横にある突起箇所が3カ所骨折しています。
それと肋骨が2カ所骨折しています。
この箇所はギブスで固定するわけにいかないので、コルセットをしっかり巻いて
出来るだけ動かないようにするしか方法がありません
だいたい1週間で痛さは軽減するし 一月も経てばくっついてくれると思います。
できるだけ 動かないように安静にして下さい。
あ!
それより、腎臓に陰があるのが心配ですね
骨折は、時間が経てば治りますが こちらの方が大事なので痛さが軽減したら
診察してもらって治療して下さい。
私は、内科の医師なのでこっちの方が心配です。
骨折の方は、外部にいる整形外科医にこれと同じレントゲンとCTを診てもらっての説明ですから
診察の内容はいま説明したとおりです。
安心して下さい


怪我の箇所と内容は分かった。
入院してじっくり治療した方が良いですよ 入院しますよね?
一寸、待って下さい。
歩いてみて歩けるようなら家に帰ります。
そう云ってベットから降りようとしたが 半身を起こすことすら痛くて大変だった。
やっとベットの端に足を降ろして座ることが出来た。
救急車に乗るときに待ってきていた靴を履かせてもらって なんとか立とうとするが自力では無理だ。
なんとかなる
なんとかなる
そう思って 色んな姿勢の中から出来るだけ痛くない形を探して練習を繰り返した。
さて、
立ち上がって歩けるかどうか
歩けなければ入院する 歩ければ帰る。
鬼姫の手を借りて なんとか立つことが出来た。
足を滑らせるように一歩また一歩
うん、大丈夫だ なんとか歩けるよ
トイレに行って用を済ませることも出来た。(この時は、小だけだった。)
精算を済ませ、薬をもらいに行ってもらって
車を回してくるからと自分の車を待つこと約10分
病院の待合所の椅子に座ったまま、身動きできない
同じ姿勢を2分も続けられないおしりをずらしたり、足の位置を変えたり・・・。
内心帰っても大丈夫かどうか 分からない
薬を飲んで治療中の不整脈が激しく心臓を揺さぶっているようだ。
痛い!どきどき、痛い!バクバク 
全てが始めて味わうことばかりである
兎も角、
数分後 一歩一歩 身体を支えてもらいながら迎えの車に乗ることが出来た。
シートベルトを付ける事は無理
車が揺れる度に激痛が走る
構わないから遠慮せずに走ってくれ、そう云ってなんとか帰宅出来た。

■ 2018/06/10 ( 日曜日 ) 赤口 申年
■ 午後 09時 13分 14秒

再診迄の連休
5月3日〜6日までの連休の間、病院は休みである。
再診は5月7日
予約ではなく一般の診察となる。
連休なので仕事を休むことは出来る。
しかし
納期が迫っているブラドレス100着を縫わないといけない。
病院でもらったコルセットはLサイズだったが巾が狭くておよそ役に立っていないようだ。
でも
初めての経験でもっと良い物があるのかどうか その時は知らなかった。


縫い掛けの仕事は怪我をする直前のままの状態で私を待っているようだった。
ミシンの前に座って、ペダルを踏もうとするが
折れた背骨と肋骨を動かないように、まっすぐに固定するような姿勢を維持しながら
右足の足先だけでペダルを踏む
が、一寸でも力が入ると声が出てしまうほど痛い
なんとか と、頑張ってみるが
どうしても身体が前屈みになるので 激痛が走る。
暫く、出来るだけ痛くない姿勢と足の位置、おしりの座る位置 そして椅子の位置を決めて 
なんとかミシンを遅いけれど動かせることが出来た。
この位置のこの姿勢しか無理であるという箇所が一カ所でもあれば
それはそれで その位置だったらOKと言うことなので 仕事を続けることが出来るわけである。
3日、4日、5日
一生懸命、ミシンを踏んだ。


その間
夜寝るときは、左側から横になっていく姿勢なら余り痛さを感じない事が分かった。
ただ、起き上がることが出来ない
身体の周りにある捕まれるところを全てと言って良いほど利用して起きることが出来た。
でも、
起きようとしてから10分以上少しずつおしりや足を移動させながら
両足を踏ん張って腕の力や台の上にあごを乗せて踏ん張るなどの事をしながらしか起き上がれなかった。
それとトイレが和式なので これは絶対使用できない。
やむを得ず
病院まで車で送ってもらって 病院の様式トイレを借りて済ませた。
和式トイレにはめ込むようにして利用できる簡易様式トイレを買ってきてくれたが
高さが低すぎて使うことが出来なかった。
そして
6日の夜 そうだ、2階の裁断台の上に布団を敷いて寝られないか?
布団を敷いて寝転がるところに丁度、部屋と部屋の間の鴨居があって そこに紐を一杯ぶら下げて
それにしがみついて寝起き出来る様にやってみた
なんで、もっと早く気が付かなかったんだろう 見事に上手く寝起き出来る様になった。
夜中のトイレは、インスタント珈琲の空き瓶を尿瓶代わりにして
朝 トイレに流す様にした。
大の方は、病院に借りに行くしかなかったが
午後9時過ぎなのに扉が閉まっていて入れなかった。
困った困った 
そこで考えついた方法が、ミシンの椅子の座るところの板を取って
パイプだけにして、そこへ布を巻いて様式トイレの様な感じで使って見たのである
ん、パイプが太ももの裏に食い込んで痛いけれど、不自由なく上手く出来た。
これで病院に借りに行かなくてすむ


そうそう朝昼晩の食事時は、
一旦、床に腰を下ろすとスムーズに立つことが出来ないので椅子に座ってすることにした。
そんなこんなで
7日を迎えた。