入院生活 その7

■ 2014/07/09 ( 水曜日 ) 赤口 午年


■ 午後 04時 10分 25秒
ワンピースの延反&粗裁ちまで完了。
全面芯張りをしてから バンドナイフで裁ち合わせをしていく仕事のみで裁断の作業は終了する。
それが終われば、部分芯を貼ったり折り上げをしてから ミシン場に移行します。
もうすでに左腕がだるくて、手首に痛みが出てきています。
やむを得ません 本日の仕事はここまで。
あと少し事務処理をしてから 営業を終了します。


■ 午前 09時 35分 31秒
最後の5着中4着を終わらせ、ようやく出荷の準備にかかる。
昨日中に出来ていたはずだったが、1着終わったところで 頭がボーっとしてやる気を失ってしまった。
肩は両方とも問題なかったが身体の全身から力が抜けてしまったようだ。
やり過ぎ?
いや、違うようだ。
そのときの室温は35度に達しており、湿度は75%を指していた。
そもそも7〜8年ほど前にクーラーが壊れてしまい
蒸気発生器(ボイラー)を炊く部屋なのに冷房設備がないという零細企業なんです。
室温が上昇しても無理の無い話ではあるが、窓を全開にしていてこれぐらいは上がるから
真夏の夕方になると西日が差し、蚊などの虫が入り込んでくるから普段でも余計な神経を使っている部屋なんです。
しかし
出来上がった商品にプレスがけしていると、仕上がった充実感と売り上げに直結する作業なので
楽しさは格別です。


閑話休題
いやいや、あと4着で終わるのにやる気を失った理由は、多分軽い熱中症にかかってしまった。
と、思われます。
それから以後のことは アイシングするのも忘れていたぐらいなので全く覚えていません
ただ、ただ 爆睡していました。
運送屋に電話をして集荷依頼をしました。


さて、午前10時からワンピースの裁断の続きを計画しています。
いま 左の肩は肘から手首に掛けて痛さとだるさが残っていますが、まずまずいつもと変わりないと思います。
ここまで来たら焦らずに一歩ずつ前進出来るようにしていこうと思っています。


■ 2014/05/20 ( 火曜日 ) 先勝 午年


入院後33日目 体重67.5kg
左手を使おう〜なんて 書いてありますが その真意はわかりません。
その日レントゲン撮影を済ませました。
手の平が熱くなったのでアイスノンで冷やす。
自主リハビリの時、上腕二頭筋の上の方に激痛を感じる。
右側を下にして左腕を上下する寝た姿勢でのペンギン運動の時である。
特に上げた腕を下に下ろすときに起きる現象である。
メモは、2〜3行ずつそのとき起きた現象を記している。
きっと リハビリの先生に報告するためだろうと 今になって振り返っている。
うほっ!
こんなのがあった。
同部屋の一人が小便をするときの状態を聞いてきたので それに答えている様子が書いてあった。
「片手で、なかなか上手く出来ないんだけど どうしてます?」
「パンツの上から手を突っ込んで玉と一緒に外に引っ張り出してやってみ」
詳しくは 書かないけれど
その動作を実際にやって見せてあげた。
こうすることで、終わった後ちょろっと出てくる心配や上着の裾やズボンのどこかにひっかかる事は無い。
「なるほど、上手く出来ました。ありがとう〜」
聞いて直ぐに実践したらしく 上手く出来たようだ。
彼は、利き腕の右肩を断裂していたので 私よりも苦労が多いはずです。
なかなか ここまで教えてくれる人はいないだろうなあ〜自分でも羞恥心のなさにあきれるぐらいである。
まあ〜じいさんになれば こんなもんかなあ〜 そう思うことにした。