★ 試作品の縫製
3型目の試作品がほぼ出来上がる頃、現物生地の入荷情報が入った。
3型目は、4型目の後になるようだ。
午前11時過ぎ、まだ間に合うと判断、27日納品の2型目の縫製準備を一旦中止
2人が4型目のパターン作り、型入れ、裁断に掛かる。
午後1時3型目が縫い上がり、続けて4型目の縫製に入る。
運送屋に持ち込めば午後8時まで時間はある。なんとかなるだろう
・ 午後6時、試作見本の縫製終了。
ファッションサービス・ナニワに電話を入れ、集荷の時間に間に合うことを確認。
★ 縫製準備
午後から2型目の縫製準備を再開。
裏地の折り上げ、後ろ身頃のパイピング始末、バック見返しにブランドネームを叩く、etc。
午後6時30分 本日の営業を終了する。
23日〜25日までで、なんとか2型目の組み立て縫製が完了出来そうだ。
★ 特記
現物の商品を縫製する前に、パターンや縫製上の問題点は無いかを確認する為、かならず試作見本を縫製する
試作見本を裁断するときに、主生地、別布、裏地、芯地などの用尺を確認してメーカーに報告する
現物商品を裁断するときに報告した用尺を元にして、発注して貰うためだ。
試作見本の検品がすむと、各サイズのグレーディングパターンが作成される。
縫製上の問題点や仕上げプレスの仕方など、細かく注意事項が伝達されて縫製の準備に入る
当然ながら、縫製する前に裁断しなければならない
裁断する時点で、すべての材料が揃っていなければならないのは云うまでもないことだ。
今回の3型目は肝心の主生地が先物になるため、試作品を作っても直ぐに裁断できない訳だ。
従って、期近ものの4日目に切り替えた訳である。
生地が無いと分かった時点では、いささか動揺したものの 長い目でみればかえって好都合
1日に2型も試作品を縫い上げたのだから・・・逆に感謝するべきだろう