入院生活 最後の日(退院)

■ 2014/07/13 ( 日曜日 ) 仏滅 午年
■ 午後 01時 02分 35秒

■ 2014/05/26 ( 月曜日 ) 先勝 午年
入院後41日目を迎えた朝、体重67.55kgおよそ5kg入院時より減っている。
カロリー計算がされた病院食とローカを歩き回ったお陰だろうか?
特におなかがへこんでいた。
毎週月曜日の朝は、朝食後 回診の日になっている。
今日で4度目になるので要領は熟知している。
教授か助教授がおよそ30名ほどの部下を引き連れて入院患者の一人一人の様子を見に来る。
テレビでよくやっている(白い巨塔?)あのシーンと全く同じである。
手術をしてくれた先生、アシスタントの先生、リハビリの先生、看護師長、担当看護師、薬剤師・・・。
顔見知りの面々である。
「如何ですか?」ベッドに座っている私は、教授からの質問に答える格好になる。
「おかげさまで、本日退院することになっています。ありがとうございました。」 感謝の気持ちを込めて
「そうですか、それは おめでとうございます。」何度となく発した台詞のように・・・
4度目の回診は、パジャマ姿では無く Tシャツとジーパンだった。
そうなんです。
この日念願の退院の日だったんです。
ほんとに長い間でした。
41日間で、はっきり分かるほど左腕の筋肉が細くなり、弱くなり、しわくちゃの皮膚だけが目立っています。
回診が終わり、荷物をまとめていると 請求書が回ってきました。
会計で支払いを済ませ、担当の看護師さんに腕輪を切ってもらって、あっけなく さようならです。
(腕輪は、入院時に名前とバーコードの入った腕輪をはめてくれるんです。)
帰りは
タクシーに乗って10分の距離です。
自宅には帰れず、仕事場に直行です。
運転が出来ず通勤が出来ないので、運転の許可が降りるまで仕事場での生活になります。
ここ方が病院にも近いしリハビリに行くにも好都合なんです。
帰っていつもの場所に腰を下ろすと41日前の状態に戻っていました。
暖かいコーヒを一杯飲んで 即5月の支払いを済ませました。
退院後の初仕事が支払いとは・・・。