入院生活 その5

■ 2014/07/05 ( 土曜日 ) 友引 午年
■ 午前 09時 20分 03秒

「裁断の続き」
■ 午前 11時 43分 39秒
昨日より肩の調子は良くありません。
どのように悪いのかというと、対したことは感じないが少し重く動きが鈍いってことぐらいかな〜。
表地は、44s&46sの分で8着分延反出来た。
これから粗裁ちしていこうと云う段階だけど、裁断機(手押し型)でないと
はさみでは分厚すぎて無理である。
さて、左手が無事サポートしてくれるかな?って事だけど、まず心配ないと思われる。
では、いまから スタートします。


■ 午後 05時 10分 48秒
44s=5着分&46s=3着分の合計 8着分の表地が切れた。
裁ち合わせは、サイズ毎に行うため薄くなる。
両サイズ合わせて10パーツのすべてをはさみ裁ちした。
腕はだるいが痛くない。
ただ、クーラーの冷たい風が肘を刺激するのでサポーターで防御した。
左肩に力が入らないように気を付けてはいるが
右手の動きをサポートしなければならないので、どうしても力が入ってしまう。
38s&40sは20着ほどあるので、はさみ裁ちは出来ない
いよいよバンドナイフを使うことになるだろう。
ワンピースは着丈の距離が長いので、テーブルからはみ出してしまう。
それを支えながら切ることになるので、左腕への負担は今までに無い最高レベルに達するだろう。
今日は、このくらいにして思い切り休養を取ることにしよう


■ 2014/05/07 ( 水曜日 ) 赤口 午年
「装具の変化」
今日は、腕と脇腹の間に挟むように抱いている装具の一部が取り除かれ、本体の空気も少し抜かれた。
かなり小さくなったようだ。
3分の2ぐらいの大きさだろうか?
今までは腕を装具の上に乗せていたので、普段は全く感じなかったが
装具を小さくしたことで、腕の位置が外側に移動し支えていた土台が無くなったような感じで
腕の重さをもろに感じる。
どうやら、これもリハビリの一環で肩に急に腕の重量が掛からないように徐々に成長させる狙いがあるようだ。
少し馴れるとずいぶん楽になったと感じる。
患者仲間や看護師さんたちと病棟で合う人の殆どが「あっ!小さくなったね」と、声を掛けてくれる。
ほんの少しの前進だけど嬉しかった。
すごく、嬉しかった。
女房や仕事仲間や姉や子供たちにも、メールして知らせた。


4月末から5月初には、長い連休がある
その間、リハビリは休みになる。
リハビリを休むと何故か回復が遅れるような錯覚を起こす。
いや、少しは遅れるのではないかと思う。
身体のあっちこっちに痒みが出始めて、そのたび看護師さんに痒みを抑える薬を塗ってもらった。
病院食を食べているので体型や体重にも若干変化が見られる。
リハビリのK先生に教わった自主リハのプログラムを一生懸命こなす毎日だった。
朝、昼、晩、休みの間は自主トレをするしか無い。
痛さを堪えながら限界のぎりぎりまで腕の一部を動かす動作を繰り返した。
少しずつ動くようになったと感じて喜ぶ時や、
前回よりも動きが悪いとがっくりきたり、
入院生活は心身共に辛いものである。
少しでも気に入らないことが起きると感情が高ぶる。
夜なんかは、1時間おきに目が覚める日が続いたりする。
無理に眠ろうとせずに、逆に起きててやろうと頑張ったあげく自然に寝てしまう
そんな工夫もした。
午後9時には消灯、12時に点呼のような感じだろうか看護師さんの見回りがある。
午前2時見回りのついでに空になった水筒にあついお湯を入れるため容器を回収してくれる。
午前4時最後の見回り、お湯を入れた水筒を戻してくれる。
午前5時、病室内がざわめく 早い人が起きて顔を洗いに行ったりするからだ。
毎日毎日これらの流れを殆ど知っている
つまり、満足に寝ていないからだ。


うるさい!朝方 いらいらして怒鳴りつけたこともある。
一回怒鳴ると2〜3日は静かにしてくれる。
病室内はみんな同じ思いで生活しているのにずいぶん自分勝手な話である。
5月5日、柏餅が夕食時に出た と、記されている。