入院生活 その3

■ 2014/06/29 ( 日曜日 ) 友引 午年
■ 午前 11時 54分 21秒

昨日からカルダンワンピースの最後の型入れである芯地2種類の型入れをした。
長らくしていなかったので所謂カンの働きが悪くかなり手間取った。
自分では使っていないつもりでも左肩は微妙に働いている。
時折ピキッって感じで肩の前の方に痛さが走る。
少しでも前進することを目標にしているのだが、気持ちの入り方が手術前とはずいぶん違っている。
少しでも痛さを感じたり、肩全体にだるさを感じたり、左だけでは無く大活躍している右肩にも
同じような症状がでるとついつい休んでしまう。
結局、つい先ほど やっとの思いで全ての型入れを終えることになった。
お昼から 延反して粗裁ちをしていこうと思っている。


「入院時の日記風メモノートから・・・」
2014/04/29 ( 火曜日 ) 仏滅 午年 「 昭和の日 」
入院してから2週間ほどだけど、眠れない日がずっと続いている。
院内のローカを歩くことで、身体を疲れさせて自然に眠らせようと歩行距離を延ばすことにした。
でも、結果的には逆効果だった。
72歳の老人の身体には酷な考えだったようだ。心身共に疲れてしまった。
病院に長期入院すると、自然に病人らしさが板についてくる。
そんな気がし始めている。
あかん!
わしは病人ちゃうで〜!、単なるけが人なんやで〜!  そう言い聞かせている。
左肩は、骨に打ち込まれたアンカーと呼ばれる「ねじ釘」と
アンカーから延びた糸によって縛られている腱板と骨とが完全にくっつくまで動かせない状態である。
脇には腕が30度?ぐらいだろうか一定の位置を確保するために装具が付けられている
小型のボストンバッグのような物である。
(写真はすでに装具の一部が外され空気が抜かれ少し小さくなっている)
これを付けての生活である。
動かせない状態で健康な筋肉もだんだん固まってきて小さく衰えてきている。
こんなのを付けて同じ姿勢を保ちながらだと眠れるわけが無い。
ついつい、いらいらしてしまう。


朝食時のこと
「朝刊 いかがですか〜」毎朝 決まって新聞を売りに来る。
食事をしているときにである。
その言い方が気に入らない
「朝刊 いかがですか〜」の「か〜〜〜〜〜〜〜」が長すぎるのである。
しかも後ろに長く引っ張った後の方で、声のトーンを下げて低い声になる。
食べ物を口に入れているときなんかは、かむのが嫌になるほど うっとしい
ここは、病と戦っている入院患者のいる病院の病室だぜ!
病院食の水くささにも、数日経てば馴れては来るかも知れないが
水くささには、口にするにも嫌になるほどなんだよなあ〜 その上での うっとしい声である。
もっと 元気が出るような テンポの良い かけ声は出ないものかえ?


余程、疲れ切っているのだろう
唯一 リハビリの時間が待ち遠しい 先生との会話が楽しいからである。
そして、リハビリは私の左肩を全快の方向へと導いてくれる。
昭和の日 リハビリはお休み
雨降り 病棟内はやけに静かなり このページはこんな風に記されていた。